SEASON
2022.10.06
美肌を後押し!
今すぐ始めたい、シンプルな白湯習慣
夏が終わり、日に日に涼しくなってきましたね。これから気温が下がり寒くなってくると、身体の冷えを感じる人も増えてくるかもしれません。そんな今からの季節にぜひ習慣づけてほしいのが、白湯を飲むことです。
白湯は身体を温め、冷え対策になるだけではなく、美肌やダイエットサポートなど美容をさまざまな角度からサポートしてくれます。夏は暑くてなかなか飲む気にならなかった方も、肌寒くなるこの時期から、白湯習慣を始めてみませんか。
エステティシャン/美容家 永松 麻美
自分自身が、ニキビやアトピー、肥満で容姿コンプレックスの塊だったことから美容の道を志し、エステティシャンに転身。女性がキレイになっていくことで自信をもち、生き生き輝く姿に変化する魅力に惹かれて資格取得、サロン勤務経験後、28歳でフェイシャル専門サロン&スクールSUHADAを開業。肌質改善や小顔エステなど2万人以上の美容に携わる。
エステティシャンとしてのサロンワークだけでなく、美容家として、記事執筆、美容講座、プロ向けの講座、スクールの主宰、メディアで美容情報を発信するなど活動は多岐にわたる。
著書「シワとりパーフェクトブック」(産業編集センター)/「正しい知識がわかる美肌事典」(高橋書店)
白湯にはどんな効果があるの?
白湯にはさまざまな美容、健康効果があるとされています。その始まりはなんと古代インド、紀元前から数千年の歴史をもつアーユルヴェーダです。
白湯は、内臓を温めることで胃腸を整え消化を助ける、便秘の解消、老廃物の排泄や余計な水分を排泄するので、むくみやくすみを解消し、さらに美肌効果も期待できます。内臓の温度が一度上がれば、基礎代謝は10%上がると言われているので、白湯を飲んで体温を上げるだけでも痩せ体質になれそうですよね。
継続して飲むことが大切
朝一番で白湯を飲んでみると、お腹がじんわり温まったり、人によってはお腹がゴロゴロと動き出し排便が促されるなど、即効性を感じる人もいるかもしれません。しかし、基本的には毎日続けることで健康・美容効果が期待できると考えてください。
白湯を飲むと美肌になる?
白湯を飲んだからといって、すぐに美肌になれるわけではありません。しかし、白湯習慣を続けることで、次のようなメリットがあると考えられます。
■冷えや血流が改善
・むくみ、くすみ、目元のクマが軽減
・肌の代謝が整いやすくなり、ターンオーバーが促され美肌に近づくなど
また、便秘改善や利尿作用などによって、体内の老廃物が排出されることで、肌が綺麗になることも考えられます。普段の生活の中で体内の水分不足だった人は、白湯を飲み水分摂取量が増えることで、肌のうるおいが増えたと感じる人もいるかもしれません。
白湯の正しい飲み方と作り方
本来の正しい白湯の作り方は、やかんで水を沸かし10分〜15分ほど沸騰させ続け、不純物を取り除く方法が正しいとされます。その後、50度程度に自然に冷ましてから、すするように少量ずついただきます。
古代インドの医学・アーユルヴェーダでは、白湯は沸騰させて作る過程で、エネルギーが整い、効果が出ると説いています。しかし、忙しい現代人にとっては、わざわざ沸かすのは中々ハードルが高いですよね。正しいやり方も頭に入れつつ、忙しい日は電気ポットやケトル、ウォーターサーバーを使って、手軽に取り入れていくのがよいのではないでしょうか。
白湯の作り方
温度は50~60℃程度、コップ1杯を朝一にいただくのがおすすめです。慣れてきたら、食前や就寝前など1日に数回、1日で800mlを目安に飲みましょう。難しい人は、まずは朝の一杯から始めてみましょう。
白湯を飲んで美肌と健康を叶えよう
白湯さえ飲めば健康になれる、とまでは言いきれませんが、健康美肌のサポートになるのは間違いありません。
特に便秘気味だったり、お通じが不安定な人は、冷えや自律神経の乱れも、便通の不安定につながっています。毎日なるべく同じ時間に起きて、朝起き抜けに白湯を飲むなどの習慣を身につけましょう。便秘気味の人は、白湯を飲んだ後、トイレに行く時間を意識的に作るだけでも、徐々に朝に排泄しやすい身体に近づいていきます。朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びるのも、自律神経が整うので一緒にやってみてください。
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