SEASON
2022.11.16
粉吹き肌はもう嫌だ!
乾燥知らずのケア&メイク術伝授
ファンデーションを塗ったとき、肌が乾燥しすぎてメイクがのらない、粉を吹いて皮膚のあかけら(角質)がポロポロ…なんてことはありませんか?
粉吹き肌を放置して乾燥が進むと、メイクのりやもちが悪いだけではなく、肌にひび割れが起こったり、小じわが増えたり、かゆみが出る事もあります。
たかが「粉吹き」「冬だし」「いつものこと」と思っている方も多いかもしれませんが、実は皮膚の上では「緊急事態」が発生しています。
粉吹きしない肌作りを目指すスキンケアとメイク方法、更にはスキンケアの選び方を解説します。
エステティシャン/美容家 永松 麻美
自分自身が、ニキビやアトピー、肥満で容姿コンプレックスの塊だったことから美容の道を志し、エステティシャンに転身。女性がキレイになっていくことで自信をもち、生き生き輝く姿に変化する魅力に惹かれて資格取得、サロン勤務経験後、28歳でフェイシャル専門サロン&スクールSUHADAを開業。肌質改善や小顔エステなど2万人以上の美容に携わる。
エステティシャンとしてのサロンワークだけでなく、美容家として、記事執筆、美容講座、プロ向けの講座、スクールの主宰、メディアで美容情報を発信するなど活動は多岐にわたる。
著書「シワとりパーフェクトブック」(産業編集センター)/「正しい知識がわかる美肌事典」(高橋書店)
粉吹き肌の原因
肌から粉のように白いカスがポロポロと出る状態を「粉吹き」と表現します。肌が乾燥しすぎて、表面の角質がめくれ、取れている状態です。顔はもちろん、肩や背中、膝下などでも起こります。
粉吹きの主な原因は乾燥ですが、他に考えられる原因として、ターンオーバー(肌の代謝)の乱れが挙げられます。健康な肌ではターンオーバーで角質が少しずつ剥がれ落ちますが、栄養不足や乾燥、スキンケアのしすぎ、またはスキンケア不足などが原因でターンオーバーが乱れ、角質が一気に剥がれ落ちることがあります。すると粉吹き状態を引き起こします。いずれの原因でも、乾燥のしすぎや肌の代謝機能が悪化している状態の肌は健康とは言えません。
粉吹きを放置すると、赤み、かゆみなどの敏感症状が出たり、小じわが増えるなど、肌老化が進行します。また、外部刺激から肌を守る機能が落ちているため、菌やウィルスに感染するなど皮膚疾患も起こりやすい状態です。身体でいうと、免疫力が落ちていて風邪やインフルエンザになりやすいとき、といった状態です。
健康な肌をキープすることが、最高のエイジングケアであり、美肌には必要です。では、粉吹きが起こったときの対処法と、ならないための予防をお伝えします。
粉を吹いた時の応急措置
粉が吹いている状態は、もうすでに「皮膚から緊急事態宣言がでている」状態です。そのため、一番最初にすべき事は、肌の「保護」です。人によっては化粧水や美容液などが刺激になることもあるため、油分が配合されている乳液やクリーム、オイルなどで保湿をしましょう。ニキビや毛穴詰まりが起きにくい人や粉吹きの範囲が狭い人は、ワセリンを薄く塗るのもよいでしょう。
顔の粉吹きの場合
メイクはなるべく控えるか、優しい洗浄力で落ちるメイクをしましょう。クレンジング・洗顔はできるだけ脱脂力が少ないものを選びましょう。また、洗顔の際に、高い温度ですすぐのは避けてください。
足のスネなどの身体の粉吹きの場合
ストッキングなどのナイロン製の衣類は可能な限り避けるか、そういったものを身につける場合は事前にクリームなどで保湿をして着用してみましょう。特に汚れる仕事でなければ、ボディソープや石鹸は数日に一回にしてみましょう。洗いすぎも乾燥の原因かもしれません。
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吹き肌を予防するスキンケア
粉吹き肌を予防するには3つのケアが必要です。
落としすぎのケアは控える
どんなに保湿を心がけていても、そもそも肌のうるおいを取りすぎるクレンジング・洗顔をしていたら元も子もありません。洗浄力が強すぎない、うるおいを残しながら洗うアイテムを見つけましょう。
また、高い温度のお湯ですすぐ、ゴシゴシと顔を拭く、クレンジング剤でマッサージをする、洗顔料でパックをするなど、顔に「落とすもの」を長い時間塗布しているのも、落としすぎ、そして乾燥の原因になるので注意しましょう。
保湿ケア
粉吹き肌を予防するには保湿が重要です。クレンジング・洗顔で余分な角質や汚れを落としたら、次に保湿を行います。化粧水、乳液、クリームなどを使用します。この時に、化粧水やシートパックなど「油分の入らない水物」だけだと保湿が不十分なので、乳液やクリームなど油分が含まれたアイテムを必ず取り入れましょう。
また、洗顔後、保湿するまで「肌を乾かす時間」ができてしまったり、化粧水などの「水物」のあと、油分が含まれたアイテムを塗るまで時間を置いてしまうと、肌内部の水分が蒸散して乾燥してしまいます。保湿ケアは手早く行いましょう。
インナーケア
どんなにスキンケアに気をつけていても、体内がうるおい不足だと肌は乾燥します。
アルコールを飲みすぎて脱水気味、水を全然飲まない、睡眠時間が極端に少ない、不摂生な食事など、うるおい不足を招くような生活をしている方は要注意です。
特に冬場は寒くて水分摂取を忘れがちです。水が飲みづらい人は、白湯や、温かいハーブティーなどで水分摂取を心がけましょう。カフェインには利尿作用があるため、飲みすぎると水分摂取どころか乾燥の原因になります。コーヒーは1日1〜2杯程度までにしましょう。
粉吹きを防ぐメイクのコツ
粉吹きが起こりやすい人は秋冬のメイク製品選びも気を付けましょう。
まずはスキンケアでしっかりと保湿をしてからメイクに入ります。ただし、油分の多いスキンケアをするとメイクが寄れるので、少し時間を置くかティッシュなどで肌表面についた余計な油分をオフしてからメイクに入りましょう。
下地、ファンデーションなどのベースメイクもなるべく保湿力・油分配合の割合が多いほうが粉吹きは起こりにくいです。パウダーファンデーションよりもリキッド、リキッドよりもクリームやバームタイプのファンデーションを選びましょう。
ただし、ウォータープルーフなど崩れにくいメイク製品の利用は避けた方がよいです。落とす時に洗浄力が高いクレンジング洗顔を使わないとメイクオフができないからです。乾燥肌の方や粉吹きをよくする方は、日常では「落としやすいメイク」をするようにしましょう。
肌が粉を吹きだしたら、スキンケアを見直そう
粉吹きの予防には、「肌のうるおいを残しながら汚れを落とすクレンジング・洗顔」と「十分な保湿アイテム」が必要です。
肌のうるおい機能は年齢と共に衰え、肌は外気温や湿度にも影響されます。冬の乾燥に負けないように、まずは手持ちのスキンケアアイテムで保湿が十分できているか見直すところから始めてみましょう。
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